当院は主治医からの「紹介状」をもとに、入院の受け入れを行っています。入院をご希望される方は、主治医とご相談の上、当院へ電話でお問い合わせ下さい。入院相談・医療相談・施設見学を随時、行っております。お気軽にお問い合せください。
回復期リハビリテーション病棟は、急性期病院での治療後に専門的なリハビリテーションを必要とする方が入院する病棟です。在宅復帰を目指して、訓練による身体機能の向上、退院前訪問による住宅改修などの環境整備を行います。リハビリテーションは365日体制で行います。退院後に介護が必要な方には、介護サービスのアドバイスも行います。
ベッド数 |
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95床 |
入院目的 |
心身機能の回復、社会復帰、在宅復帰、日常生活動作の自立 |
入院対象 |
1.脳血管疾患、脊髄損傷等の発症または手術後 2ヶ月以内 2.大腿骨、骨盤、脊髄、股関節、膝関節、2肢以上の多発骨折の発症または手術後 2ヶ月以内 3.外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後(廃用症候群の診断がついた日より) 2ヶ月以内 ※詳しくはお問い合わせください。 |
入院期間 |
病気の状態や家庭の事情により様々です。一般的には、3~6ヶ月です。 |
介護療養型病棟病棟は、要介護認定を受けた方が自宅や介護施設等に移るまでに療養を必要とする方や医療依存度が高い方が入院する病棟です。リハビリテーションやレクリエーションを行い、身体機能の維持や入院生活が楽しめるように取り組んでいます。ケアマネージャーが、有意義な生活が送れるように介護サービス計画を立案しています。
ベッド数 |
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95床 |
入院目的 |
身体機能の維持・向上、QOL(人生・生命の質)の向上 |
入院対象 |
要介護者(介護度1~5と判定された方) |
入院期間 |
ご自宅・介護老人保健施設・介護老人福祉施設などに移るまで、あるいは医療的処置が必要な期間です。 |
当院はリハビリテーションの専門病院。車椅子をご利用されている方はとても多いです。車椅子利用を前提に、病院を設計しているのも、当院の大きな特徴です。
車椅子で移動しやすいように、廊下は広く、移動の妨げになる様な物は置いたりしません。回廊式の病棟なので、一周100mの廊下を歩行練習している方もいらっしゃいます。
身障者用(多目的)トイレって、高速道路のサービスエリアやデパートなど様々な場所にありますね。脳卒中などの病気では、片麻痺(かたまひ)となり左右のどちらかが不自由となっている場合が多いです。だから、右麻痺の方と左麻痺の方の為に、トイレは2種類が必要なんです。1種類しか無かったら、どちらかの麻痺の方には使いにくいんです。当院では、2種類のトイレを出来るだけペアにして、分散して配置しています。
ちなみに、一般的な身障者用(多目的)トイレの便器の高さは、立ち上がりやすく45センチ程度の場合があります。でも、この高さだと背の低い高齢者の方は足底が接地出来ず、不安定になるんです。だから、当院の便器の高さは、敢えて普通の便器の高さ(40センチ)です。
当院には、身体の状態に合わせて、機械浴から一般家庭浴まで様々な種類の浴室があります。社会復帰・家庭復帰に向けて、家庭浴に入れる様になったら、気持ち良い温泉浴を目指して頂ければと願っています。
リハビリテーション医療で、笑顔に!
リハビリーションとは障害を持った方を最大限に身体的、精神的、社会的、職業的、経済的に回復させることです。当院では、40名以上のリハビリテーション専門スタッフと医師・看護師・介護福祉士・医療相談員・管理栄養士が、患者様を中心としたチームアプローチに取り組んでいます。様々な障害に対して、援助していくのがリハビリテーションであり、その最終的な目的は『QOL(quority of life):人生・生命の質』を高めることです。
当院は365日体制でリハビリテーションを実施して、より早期に、できる限り回復を促するように努めています。
リハビリテーション医療に特化した専門病院のプロフェッショナルとして、3つの取り組みを具体的にご紹介します。常に、患者さん・ご家族のことを考えて、業務改善に日々、努めています。
リハビリ医療を実施する最適な環境づくり |
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1.自然環境を活かした屋外歩行練習・レク活動。 2.広いリハ室・廊下・病室・トイレの活用。 3.直営調理による美味しくて栄養価の高い食事。 4.木を基調とした屋内装飾による癒し効果。 5.本人の能力に対応した入浴施設(温泉含む)。 6.気持ちの良い接遇。 |
専門性の高いスタッフとチームワーク |
1.多くのリハビリ専門職による対応。 2.365日体制でのリハビリの提供。 3.多職種共同での生活機能回復・会議。 4.屋内・屋外でのレクリエーション活動。 5.嚥下造影などの食べるためのリハビリ。 6.薬・栄養・福祉など多面的アプローチ。 |
退院後の生活を考えたリハビリテーションと指導 |
1.住宅改修・介助方法の指導。 2.自動車運転再開への援助。 3.体力向上の為の自主トレの立案・指導。 4.通所リハビリ、訪問看護・リハビリの提供。 5.介護保険事業所との連携会議。 6.薬・栄養・経済に関する自己管理や指導。 |
当院への入院から退院までのリハビリテーションの流れについて、紹介します。安心して退院できるように、入院時から担当者が説明や指導を行います。
初回面接・ 初回評価 | 患者さん・ご家族と面接して、困っていることやご希望を確認します。患者様の身体能力の状態を確認します。 |
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リハビリ計画の説明 | 現在の状態、今後の目標、リハビリテーションの内容について、説明させていただきます。入院中は定期的に、リハビリ計画として説明致します。 |
訓練・指導 | チームアプローチを行い、リハビリテーションで獲得した能力を、病棟の日常生活でも活用できるように取り組んでいただきます。 |
退院前訪問・ 住宅改修指導 | 退院前にご自宅に訪問して、安心して生活が出来るか確認いたします。必要に応じて、住宅改修指導や生活指導を行います。 |
外泊訓練 | 住宅改修や生活指導したことを、外泊や外出して試します。課題があれば、修正や指導を行います。 |
退院 | 安心して退院できるように、相談・援助を行います。必要に応じて、介護サービスの情報提供や介護サービスを提案いたします。 |